松山英樹がマスターズ自己最高の2位発進 高速グリーン見切った!首位と4打差

 第1ラウンド、8番でイーグルパットを決める松山英樹(共同)
 第1ラウンド、ホールアウトし拍手に応える(共同)
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 「米男子ゴルフ・マスターズ・第1日」(8日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 松山英樹(29)=LEXUS==が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で4打差の2位と好スタートを切った。10度目の出場で、各ラウンド終了時の自己最高順位となった。メジャー1勝のジャスティン・ローズ(英国)が65で首位に立ち、松山と並んでブライアン・ハーマン(米国)も69で2位につけた。2連覇を狙うダスティン・ジョンソン(米国)は74で30位。

 10度目の出場で、松山が最高のスタートを切った。各ラウンド終了時の自己最高順位をマークする2位発進。米メディアにも囲まれ「ここまでグリーンが硬く、乾いているのはたぶん初めて。戸惑いはあったが、今までのことを生かしていいプレーができた」と納得の表情を浮かべた。

 2番で6メートルのラインを読み切ってバーディーを奪うと、8番は2オンに成功して7メートルのイーグルパットを沈めた。13番は3メートル半を慎重に決めた。伸ばしたパー5の3ホール以上に評価したのは、グリーンを外した5番や18番での粘り。「最後のパーパットが入ったのが一番大きい」と話した。

 多くの選手が高速グリーンに苦しみ、アンダーパーは12人にとどまった。難コースを前に「セカンドショットの置き場所がすごく大事になってくると思った」という。グリーンと周囲の状況を見極め、リスクの小さな攻めを心掛けながら全体5位の13ホールでパーオン。この日3番目の難度となった10番(パー4)では2打目が左へこぼれたが、第3打を難なくふわりと寄せた。

 米ツアーでパットを評価する数値は昨季が170位、今季は166位に沈む。だが、前週の大会中には「悪くなって(から元に)戻すのが少しは早くなってきている」と、好感触の兆しを語っていた。

 2017年夏を最後に米ツアー6勝目が遠い。今年は初めてコーチをつけて戦っている。「新たな発見が毎日あり、いい方向、悪い方向にいろいろいくけれど、今日はいい方向にいった」。試行錯誤の末にショット、パットがかみあった。

 大会直前、同じコースを舞台としたオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権を、17歳の梶谷翼(兵庫・滝川二高3年)が制した。日本の第一人者は「僕も続けるように頑張りたい」と、素直に言える順位で発進。自身の節目となるマスターズで、世界の松山の神髄を見せつける。

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