小祝さくら首位発進 抜群リカバリーで難コースなんの!今季4勝目見えた

 「女子ゴルフ・ヤマハレディース葛城・第1日」(1日、葛城GC山名C=パー72)

 2021年2勝を挙げて賞金ランクトップの小祝さくら(22)=ニトリ=が6バーディー、ボギーなしの6アンダー66を出し、高橋彩華、山下美夢有とともに首位発進した。穴井詩が5アンダー67で4位。上田桃子、渋沢莉絵留、比嘉真美子ら6人が4アンダー68で5位に並んだ。

 抜群の安定感は今週も健在だった。小祝は難コースの葛城GCを舞台にボギーなしの6バーディーを量産。「前半パー5で2つ(バーディーを)取れて、後半も最後の方で微妙な距離のパットが入ってくれた」と満足そうな笑みを浮かべた。

 前週までの21年4試合の平均ストロークは70・3206で堂々1位。他の部門別順位でも60・7143%で3位のサンドセーブ率が輝きを放つ。この日も15番で右手前バンカーから40ヤードを50度のウエッジで4メートルに寄せてバーディー。18番でも左手前バンカーから58度で30センチにピタリと寄せてスコアを伸ばした。

 「15番はバンカーから意外とうまく打てた。ああいう距離からバーディーを取れたので、こういうスコアで上がれたと思う」

 大崩れしないゴルフを支えるのはバンカーショットを含めたショートゲームだけではない。14番では3番ウッドで打ったティーショットを右の木の下に打ち込むピンチだったが、第2打を6番アイアンで低く打ち出し、残り110ヤードの第3打を3メートルに乗せて“ナイスパーセーブ”。「14番でパーを拾えたのは大きい。(悪い)流れを変えることができてよかった」。リカバリー面の成長も好調の原動力となっている。

 21年2勝を挙げたダイキン・オーキッド・レディースとTポイント×ENEOSトーナメントの初日成績は20位と9位。首位発進は20-21年シーズンでは初めてで、今季4勝目へ視界は良好。「あと必要なのはパット(の向上)だと思う。まだ初日なので明日も一からスタートするくらいの気持ちでプレーしたい」。残り3日も堅実にスコアを伸ばしていく。

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