女子ゴルフで永久シードの通算３０勝にあと２勝と迫っているアン・ソンジュ（３２）＝モスバーガー＝が１７日、帰国中の韓国でオンライン取材に応じた。今週は世界で最も早く開幕した韓国女子ツアーの韓国女子プロ選手権（レイクウッドＣＣ）に出場。最終日には進めなかったが、無観客試合やコロナ対策への感想を語った。

　－２０２０年の開幕戦を終えて今の気持ちは？

　「無観客でやることには慣れていなくて、選手の安全を第一にやっていたけど、周りの人が大変だなと思った。でも、試合をやれたことはありがたいし、すごくうれしかったです」

　－新型コロナウイルス感染が収束していない中で、世界に先駆けての開幕。心配はなかったか？

　「韓国は早めに開幕して皆さんに力をあげようという前提でやっている。世界的に大変な中（の開幕は）選手としてはすごくありがたい。でも、皆さんの安全を第一にした方が自分も安心」

　－どんなコロナ対策が採られていたか？

　「駐車場からクラブハウスに入る時に１回熱を測り、３７度を越えないと入れる。クラブハウスなど室内は必ずマスクをつける。キャディーさんは（コースに）入る時からずっとマスク。結構大変だったけど、みんな守ってやってきました」

　－日本はまだ開幕の見通しが立っていないが、どんな対策を採ればいいと思う？

　「今回そういう感じでやってきて、まずキャディーさんの安全、選手の安全、皆さんの安全が大事。無観客でやってみたんですけど、皆さん結構テレビを見ていると思う。（コースに）見に行けないからテレビを見ようって。テレビ見て応援でもいいんじゃないかと思います」

　－日本ツアーは中止が続いてが、今季日本での目標は？

　「日本の目標は永久シードと思うけど、それより私も含めて選手が元気で試合に出ている姿を見せられれば…。私は優勝ができるように頑張っていきたい」

　－日本のファンにメッセージを？

　「今コロナで日本も大変ですけど、今自分にできること、守ることをちゃんと守って、早くコロナを乗りこえていきましょう」