大西翔太コーチの自宅でできるゴルフ練習法「リフティング」 自宅トレで差をつけよう

 デイリースポーツゴルフ企画面「ゴルスペ」(隔週木曜掲載)でゴルフコラム「女子プロここがすごい!」を執筆しているプロコーチの大西翔太です。新たな連載として「自宅でできるゴルフ練習法」を担当することになりました。1日1つずつ練習法を紹介していきます。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛を求められている今こそ、この環境をプラスにとらえて、自宅でできる練習にチャレンジしてみましょう。ライバルに差をつけられること間違いなしですよ!

 ゴルフ在宅練習法の第1回はリフティングです。これは利き手(今回は右手で話を進めます)だけでクラブ(サンドウエッジが最適)を持ち、ボールをフェースの上でコンコンコンと打ち続けるものです。サッカーのリフティングによく似ていますね。

 いきなり難度が高めの練習法ではありますが、リフティングはゴルフが上達する上ではすごく大事です。なぜかというと、体がクラブとつながっている場所は手だけなので、クラブを自在に操れるようになれば、フェースアングル(向き)の管理ができるようになるからです。

 リフティングをする上で重要なことは肘を引く動作です。肘を引いてフェースを上下に動かすわけです。この時にフェースの角度を変えないことが大切です。リフティングができるようになるとクラブを扱う能力は確実にアップします。

 コツをお話しします。スタートはプロの場合はクラブヘッドでボールを拾いますが、皆さまは左手でボールをフェースの真上から落としてください。姿勢は自分を垂直な軸だと考え、フェース面はその軸と直角になるようにします。自分が縦ならフェースは横のイメージです。その関係を崩さないようにしながら、肘を引いてフェースを上下させてください。膝にゆとりを持たせることも大事です。

 注意点です。首を長く、肩をなだらかに保つような意識を持ってください。そうすると上半身に余計な力が入らず、シンプルにクラブに力を伝えられるので、フェースをコントロールしやすくなります。逆に首が短くなるのは重圧が上半身にきている証拠で、クラブを思い通りに動かすことができなくなります。これはゴルフスイング全体に共通なことで、首が短くなっている姿勢のプロで上手な人はいません。

 リフティングはプロなら誰でも体力が続く限りできますが、アマチュアの皆さまもコツをつかめば1日でできるようになる人もいます。ゴルフの腕前が上がること間違いなしですので、ぜひチャレンジしてみてください。

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