渋野日向子イーブンパー47位後退「15番イップスです…」ティーショットが花畑に

 「米女子ゴルフ・スウィンギングスカート台湾選手権・第3日」(2日、美麗華C=パー72)

 渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は4バーディー、5ボギーの73と落として通算イーブンパー47位に後退した。74の横峯さくらは63位。大会2連覇を狙うネリー・コルダ(米国)が2位から65をマークし通算18アンダーで首位に立った。3打差でミンジ・リー(オーストラリア)、さらに1打差でカロリーン・マソン(ドイツ)が続いた。

 「毎日、風が変わるので疲れる」と、渋野はため息交じりで引き揚げてきた。持ち味の積極性を発揮できず、6月の日本ツアー以来の2ラウンド連続オーバーパー。64を出した選手の存在を聞くと「レベル高すぎ」と笑うしかなかった。

 打ち下ろしとなるパー4の15番。左からの風の中、ティーショットは、前日に落としたカート道のさらに右に広がる花畑に飛び込んだ。何とかボギーで切り抜けたが「15番イップスです…」と表情を曇らせた。

 47位で最終日を迎える。東京五輪を見据えて世界ランキングを上げるために出場したが、米ツアーはやはり層が厚く、刺激は多い。「最終日は攻めのゴルフができるように」と切り替えを強調し、終盤に手応えをつかみつつあったパットの練習などを日が傾くまで続けた。

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