【綾子の視線】戦略的な攻略法を実践した畑岡

 「女子ゴルフ・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯・最終日」(15日、チェリーヒルズGC=パー72)

 単独首位から出た畑岡奈紗(20)=森ビル=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、通算18アンダーで2位に8打差をつけて圧勝した。日米通算7勝目、国内メジャー優勝は2016、17年日本女子オープンに続く3回目。大西葵、フォン・シャンシャン(中国)が通算10アンダーで2位。渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は70で回り、通算1アンダー33位にとどまった。選手の心理や技術、勝負の流れなどを、デイリースポーツ評論家の岡本綾子氏が自身の視点でお伝えする。

  ◇  ◇

 畑岡さんは戦略的に攻略しました。キャディーのグレッグ・ジョンストン氏の存在も大きいのでしょう。

 彼は私が米ツアーで戦っていたころからプロキャディーで、選手の潜在能力を引き上げるような情報を与えてくれる。畑岡さんはその情報を基に、的確にプレーしていました。ジョンストン氏の高い要求にも応えられる自信がついたんじゃないかな。ただ、彼にしてみれば考え方やセルフコントロールなど、畑岡さんはまだ“ベビー”扱いでしょう。まだまだこれから。おごることなくやっていけば、もっともっと伸びていけますよ。

 一つ、テレビを見ていて気になったのは、畑岡さんが優勝パットを決める前に中継が終わってしまったこと。当然、スポンサー名の出る表彰式も映らない。メジャー大会なのに「どういうこと?」と思わず憤慨しちゃいました。ただ、今回は協会のホームページでライブ配信があり、こちらは最後まで映像を見ることができました。ネット配信はどこでも見られるし、テレビ中継と違って多くの選手のインタビューが聞けて、とても興味深かった。いい試みだなと思いました。

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