ウッズ80勝へまた首位発進 最終18番イーグルで65

 「米男子ゴルフ・ツアー選手権・第1日」(20日、イーストレークGC=パー70)

 タイガー・ウッズとリッキー・ファウラー(ともに米国)が65で回り、5アンダーでトップに立った。松山英樹(26)=LEXUS=は3バーディー、5ボギーの72、2オーバーと伸ばせず、首位と7打差の25位と出遅れた。年間総合優勝を争うポイントで1位のブライソン・デシャンボー(米国)は1オーバーで21位。今大会はポイントランク30番目までの選手で年間総合優勝(ボーナス賞金1000万ドル)を争う。予選カットはない。

 米ツアー通算80勝に王手をかけているウッズが、2週前のプレーオフ第3戦・BMW選手権に続いて2試合連続で首位発進を決めた。「勝つことがもちろん目標。勝つためにはいいプレーをしないといけない。ようやくそのレベルに来た」と力強く言い切った。

 1番は3パットのボギー発進だったが、5番で8メートル、6番で5メートルを沈めて波に乗った。後半は2バーディーの後、最終18番パー5は残り253ヤードを5番ウッドで8メートルに2オンさせてのイーグル締め。ボールがカップに消えると、地響きのような大歓声が起こった。

 「きょうのプレーはBMW選手権初日の62よりもずっといい」と満足そう。1月にツアーに復帰し、ポイントランク166番目から開始。急激に調子を上げ、20番目で最終戦に進んだ。「自力でこの大会の出場権を得たことは、非常に大きな達成だと思っている」と語る姿に、故障で苦しんでいた面影はない。

 ウッズは年間王者に過去3度なっている。今大会で優勝すれば、他の選手の結果次第で4度目の王座に就く。

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