勝みなみプロ転向初!単独首位発進 20歳初戦で黄金世代の旗手輝いた

 「女子ゴルフ・ニッポンハムレディース・第1日」(6日、アンビックス函館C上磯C=パー72)

 17年プロテストに合格した黄金世代の旗手・勝みなみ(20)=明治安田生命=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66で回り、プロ転向後初の単独トップ発進を決めた。ツアー2勝目を狙う永井花奈が5アンダー67で2位。勝と同じく黄金世代の新垣比菜が4アンダー68で3位につけた。

 “真打ち”が来た。黄金世代をけん引する勝が、プロ転向後初めての初日単独首位。「ショットもよかったけど、一番はパットがよくてほとんど自分が思ったところへ打てた。こんな日はなかなかない」と底抜けの笑顔で自画自賛した。

 好発進の要因はパッティングでの“気づき”にあった。「私はダウンスイングが速くなって手で打ってしまうクセがあるので、今日はリズムに気をつけ、テークバックと等速でストロークするように意識した」。合計25パットはこの日最少タイ。地上戦で難コースを攻略した。

 ルーキーイヤーの今季はまだプロ初優勝こそないものの、予選落ちはわずか1回。賞金ランク9位と抜群の安定感を誇っている。昨夏以降指導を受けているメンタルコーチの辻秀一氏の指導も大きく「1打1打に集中して細かいことにとらわれない。おかげで徐々に平常心で回れるようになった」と心技体も整ってきた。

 1日に20歳の誕生日を迎えてから最初の試合でトップ発進。「それはうれしいです。20歳になっても自分らしく集中力を失わないように頑張りたい」。同期では国内で新垣比菜が、米国で畑岡奈紗が初優勝した。次は勝の番。機は熟した。

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