石川遼 屈辱的予選落ち「今年いっぱいかけて修正したい」

 1番でティーショットを放ちピンを拾う石川遼
2枚

 「男子ゴルフ・日本オープン・第2日」(13日、岐阜関CC東C=パー70)

 61位から出た今季国内ツアー初出場の石川遼(26)=CASIO=は2バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの7オーバー77と大きく崩れ、通算9オーバーの97位で予選落ちした。ホールアウト後は深刻な表情でドライバースイングの大幅改造に着手する考えを明かした。66で回った池田勇太が通算7アンダーでトップに立った。

 一度絡んだ悩みの糸は簡単にはほどけなかった。初日72の石川は復調の兆しがなく、国内ツアーのパー70に限れば、2009年日本シリーズJT杯初日の78に次ぐ自己ワーストの77をたたき、97位は日本オープンでは自己最低の成績。今季国内初戦で屈辱的な予選落ちを喫した。

 前日はドライバーで右に飛び出すボールに苦しみ、ホールアウト後に練習場でスイング修正に着手した。「自分のスイングをスロー(ビデオ)で見ると、インパクトで前傾姿勢が崩れ、手の位置が(アドレス時より)10センチから15センチも高くなっている。そういう部分を減らしていきたい」。自己分析はできてはいたが、時間が足りなかった。

 出だしの長い(491ヤードの)10番で第2打をグリーン手前の小川の中の雑草に打ち込み、第3打はグリーン奥のラフ。アプローチも寄らず、いきなりダブルボギーをたたいた。続く11番も第2打がグリーン奥のラフでボギー。14番で初バーディーを奪ったが、悪い流れを変えることはできなかった。

 「今の自分はまっすぐいくのが、たまたまな状態。曲がる方がたまたまにしないと上にはいけない。原因は右股関節と手首の使い方。今年いっぱいかけて修正したい」。次戦は来週のブリヂストンオープン(19日開幕、千葉県・袖ケ浦CC袖ケ浦C)。長期戦も覚悟で復活の糸口を探る。

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