藍を12年間支えた英国人キャディー 09年の“エビアン選手権”が一番の思い出

 「米女子ゴルフ・エビアン選手権」(14日開幕、エビアン・リゾートGC=パー71)

 米女子ゴルフの今季メジャー最終戦「エビアン選手権」を最後に現役を引退する宮里藍(32)=サントリー=が開幕前日の13日、フランス南東部エビアンのエビアン・リゾートGC(パー71)でプロアマ戦に出場。12日も会場で入念に調整し、「出るからには優勝しか見ていない」と悲願のメジャー制覇を見据えた。14日午前8時7分(日本時間午後3時7分)から第1ラウンドに臨む。

 米ツアーに本格参戦した2006年から12年にわたる宮里藍の戦いを支えた英国人キャディー、ミック・シーボーン氏にとっても大きな節目だ。51歳のベテランキャディーは「あっという間だった。9勝もして、実に素晴らしい時間を過ごした」と語った。

 一番の思い出は「やっぱり初優勝した09年のエビアン」と即答する。「ドライバーの不振もあり、つらい時期が長かった。必ず復活すると信じていたが、本当に解き放たれた瞬間だった」。ともに苦境を乗り越えてきた。

 深い信頼関係を築いたシーボーン氏は、支え続けた日本女子の第一人者に「あの小さな体で世界ランキング1位になったことは多くの選手に夢を与えた。彼女と働けて本当に良かった」と敬意を表し、最後の戦いに挑む。

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