南アフリカ地元紙がジョセフ日本を連日警戒 平尾誠二さん命日でチーム一丸を指摘も

 「ラグビーW杯・準々決勝、日本-南アフリカ」(20日、味の素スタジアム)

 ラグビー日本代表は19日、W杯準々決勝・南アフリカ戦に向けて東京都内で最終調整を完了した。

 ラグビーW杯の優勝候補に挙げられる南アフリカでは、20日の準々決勝の日本戦を前に地元紙が連日、日本代表を警戒する論調の記事を載せている。強豪としての自負をのぞかせつつ、楽観論は鳴りをひそめている。

 「南ア代表は冷静さを保て」。大手スター紙の見出しだ。記事は、ホームゲームの日本代表には「大声援がついている」と指摘。「南ア選手同士の掛け声が、プレー中にかき消される」との代表H・ヤンチースの懸念を紹介した。

 南アは前回W杯の日本戦で終了間際に逆転トライを許し、歴史的敗北を喫した。複数の地元紙は「(南ア代表は)4年前から変わった。だが、日本もボールを奪った後、攻撃を頻繁に仕掛けるなどチームが進化している」と代表チェスリン・コルビの声を伝えた。

 20日は元日本代表の選手、監督で3年前に亡くなった平尾誠二氏の命日。タイムズ紙(電子版)は、日本代表が平尾氏を弔うためチーム一丸となり「南アを破りかねない」と報じている。

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