島田麻央 衝撃のGPデビュー!今季世界最高得点SP首位発進 坂本超え日本歴代2位に驚き「いい18歳のスタートになった」
「フィギュアスケート・GPシリーズ・カナダ大会」(31日、ケロウナ)
女子SPでGPデビューの島田麻央(18)=木下グループ=が、自己ベストを更新する今季世界最高得点の82・11点で首位に立った。三宅咲綺(23)=シスメックス=は4位。男子でSP1位の中田璃士(りお、18)=西武グループ=は合計249・25点で2位に終わり、GP初出場優勝はならなかった。友野一希(第一住建グループ)は6位。SP2位のケビン・エイモズ(フランス)が合計258・43点でGP2勝目を挙げた。
あいさつ代わりの好演技で、世界にその名をそどろかせた。GPデビューの島田が坂本花織を抜いて、日本勢で歴代2位の82・11の高得点をマーク。10月30日に誕生日を迎えたばかりのホープは「ものすごくびっくりした。いい18歳のスタートができた」と頰を緩めた。
世界ジュニア選手権で史上初の4連覇を果たした逸材も、前夜はほぼ眠ることができず「すごい緊張を自覚していた」と言う。直前の6分間練習では珍しくジャンプが乱れて、雰囲気にのまれそうにもなったが「たくさん緊張感のある試合を経験してきた」と、ジュニア時代負けなしのプライドが支えた。
両脚を何度も手でたたいてリンク中央へ。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を鮮やかに決めると、ステップも一級品だった。柔軟性を生かした高速スピンではジャッジ9人中8人が出来栄えで最高評価の「5」を並べ、観客はスタンディングオベーションでたたえた。
まだ伸びしろ
3回転フリップはわずかに回転不足を取られ、トップとは差のある表現力が磨かれるのもこれから。「まだ伸びしろがある。さらにレベルアップできたらいい」。自身にも周囲にも大きな期待を抱かせる船出となった。
フリーで頂点に立ち、GPシリーズ次戦のフィンランディア杯(11月20、21日、ヘルシンキ)へ。シニアでも好結果を出し続けて、シリーズ上位6人によるファイナル(12月10~12日、重慶)進出への道を歩んでいく。
◆島田麻央(しまだ・まお)2008年10月30日、東京都小金井市出身。5歳でスケートを始めた。21年の京都府選手権で4回転トーループに成功、24年冬季ユース五輪金メダルはいずれも日本女子初。26年の世界ジュニア選手権で史上初の4連覇を果たした。今季シニアに転向した。名前は母親が好きな、2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さんにちなんでつけられた。愛知・中京大中京高3年。152センチ。
