「え?武蔵野?」伏兵・武蔵野学院大の衝撃12位に予選会会場騒然 「全学生400人」の小規模大学が躍進 来年の箱根出場射程圏に 坂田監督「ヤバい、うれしい」

3位でゴールした武蔵野学院大・テスファイゼラツィオン
ゴールする武蔵野学院大学・佐野颯人(撮影・堀内翔)
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 「箱根駅伝・予選会」(17日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園)

 第103回箱根駅伝(27年1月2、3日)の出場権をかけたレースが行われ、45校が10枚の本戦切符をかけて戦いに挑んだ。予選会は各校10~12人が参加し、上位10人の合計タイムで争い、下馬評では伏兵ともいえた武蔵野学院大が10時間43分54秒で12位に入り、どよめき。選手たちも大健闘に喜びの声を上げた。

 通常なら涙に暮れるはずの11位以降の読み上げで歓喜の声とどよめきが起こった。「12位 武蔵野学院大学」。前回の予選会では26位。まだまだ箱根は遠いとみられていた伏兵の急浮上に会場からは「え?武蔵野?」と、驚きの声が上がった。

 ただ、しっかりと目標を定めて強化を積んできていた。坂田監督は「良く頑張ってくれた。ヤバい、うれしい」と涙した後、「全学生400人。ここで一番学生数が少ない大学でよくやってくれた」と選手たちをたたえた。目標としていたのは15位。「そうじゃないと来年の箱根を目指せないと考えました」。来年からは出場枠が増加。記念大会でもある来年は予選会から15校が本戦出場権を得る。箱根路を見据える中で掲げた数字だった。

 25年4月に就任した坂田監督は「スピード練習はほぼしない。怪我をするので。クロスカントリーばかりです」と振り返った。とにかく距離を踏み、「7、8月は(月間)1000キロ走るの当たり前で、4、5、6月は650キロ」と、就任前の500キロから大幅に増加。暑さには自信を持っていたそうで「今日は暑くてよかった」と、うなずいた。

 留学生のビニアム・テスファイゼラツィオン(4年)がキピエゴ(山梨学院大)、エティーリと先頭争いを繰り広げて、堂々3位。キャプテンの佐野颯人(4年)も全体16位、日本人8位で走り、その他の選手たちもしっかりと走り抜いた。その後の取材では佐野は涙。「目標は15位だったのでうれしいけど、箱根まであと一歩で悔しい」と振り返った。テスファイゼラツィオン、佐野は卒業するが、箱根駅伝改革もあり、佐野は「枠も増える。あと1年間練習して頑張ってほしい」と、後輩たちに託した。

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