本多灯の有罪判決 日本水泳連盟が謝罪「本連盟の登録競技者に有罪判決が言い渡されたことを極めて重く受け止めております」「本多選手に対して厳正かつ適切に対応」

 自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪に問われた、競泳男子21年東京五輪200メートルバタフライ銀メダルの本多灯被告(24)の判決公判で、東京地裁立川支部は9日、拘禁1年、執行猶予3年(求刑拘禁1年)を言い渡した。

 日本水泳連盟は同日、コメントを発表。「まず何より、本多選手が起こした事故によりお怪我をされた被害者の方に、あらためて心よりお見舞いとお詫びを申し上げます。また、被害者のご家族、日ごろより水泳界を応援してくださっている皆様、関係者の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した上で「本連盟は、我が国の水泳界を統括し、スポーツを通じて社会の信頼に応えるべき公益法人として、今回、本連盟の登録競技者に有罪判決が言い渡されたことを極めて重く受け止めております。また、本件については、事故の発生及び起訴から本連盟への報告までに相当の期間を要したことについても、あらためて重く受け止めております。本連盟としては、今回の判決内容に十分に確認・精査した上で、倫理委員会における審議その他所要の手続きを進め、本連盟の諸規程に基づき、本多選手に対して厳正かつ適切に対応してまいります。あわせて、本件を水泳界全体に関わる重大な事案として受け止め、選手・指導者をはじめとする関係者に対し、法令遵守、交通安全に対する意識及び社会的責任について改めて周知するとともに、重大な事案が発生した場合の速やかな報告・相談を含め、コンプライアンス教育を一層徹底してまいります。本連盟として、このような事態を二度と繰り返すことのないよう、再発防止と信頼回復に全力で取り組んでまいります」と、記した。

 本多被告は、昨年11月21日、東京都多摩市愛宕4丁目の制限速度が時速30キロの道路を、時速88~108キロで運転し、対向車線にはみ出して向かいから来た車と衝突。相手に28日の加療を要する顔面打撲や胸骨骨折などのけがを負わせた。事故前、前方を走行していたスポーツカーの加速に対抗心が燃えたことが速度超過につながったと、検察は本人への聞き取り調査で明かしている。

 本多被告は日本代表に名を連ねる競泳の有力選手で、21年東京五輪では200メートルバタフライで銀メダルを獲得。今年はパンパシフィック選手権(米アーバイン)、愛知・名古屋アジア大会の代表に決まっていたが、この一件を受けて辞退した。

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