武蔵川親方【名古屋場所総括】(安青錦)自分の相撲を取れば結果はついてくる

 関脇安青錦が関脇熱海富士、大関霧島との優勝決定ともえ戦を制し、3場所ぶり3度目の優勝を決めた名古屋場所。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方が総括した。

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 優勝した安青錦はけがを抱える中で、優勝決定戦ではしっかりと前に出る相撲で勝ちきった。大関に復帰する来場所に向けては、コンディションを戻すことを最優先してほしいね。横綱を狙う実力があることは分かっているので、焦る必要はない。体調が万全になって自分の相撲を取りさえすれば、結果はついてくるからね。

 優勝決定戦で敗れた霧島は3場所連続で12勝3敗と安定している。ただ、直近2場所が12勝3敗の準優勝で綱とりになるのはちょっと甘いと思うよ。誰もが文句のない2場所連続優勝を目指してほしい。熱海富士も力をつけてきているけど、今回の決定戦を見ると緊張して本来の相撲をとれていない。あとは気持ちの部分。優勝が懸かった場面でも、もう少し落ち着いて臨めるようになりたいね。

 心配なのが両横綱だね。豊昇龍は先場所痛めた右太もも裏が治っていなかったと師匠が話していたけど、休場明けで万全でない状態で臨めば、こういう結果にもなるよ。まずは体を治すこと。今場所のような状態で続けていたら、くせになってしまうよ。横綱は出場する以上、結果を出さないといけないのだから。

 あとは義ノ富士や朝乃山が序盤好調だと感じたけど、後半失速した。暑い夏だけに、15日間いいコンディションを保つ難しさはあるね。

 名古屋場所がIGアリーナに移転して2年目。会場は新しいし、酷暑の中でクーラーがすごく効いていて、お客さんは快適だったんじゃないかな。秋場所では皆の体調が回復して、力を出し切る相撲を期待したいね。

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