相次ぐ会場トラブルに懸念 対策追われるアジア大会

 9月に開催される愛知・名古屋アジア大会の複数の競技会場で、天井の断熱材やコンクリート片が落下するトラブルが立て続けに発生し、関係者の間で懸念が広がっている。けが人はいなかったものの、いずれも大会に向け改修や建て替えを終えたばかりで、名古屋市や業者は安全対策に追われている。

 スカッシュ会場となる名古屋金城ふ頭アリーナで5月11日、長さ約3・6メートル、幅約50センチの断熱材が天井から作業用通路に落下しているのが見つかった。水分を含んで重くなっており、落下の原因は雨漏りとみられる。 

 アリーナは2008年に完成。改修して今年1月にリニューアルオープンしたばかりだった。市はアリーナを一時使用中止とし、天井に防護ネットを張るなどの対策を急ぐが、2億9700万円の追加費用がかかる。

 老朽化による建て替えが3月末に完成したばかりの、メイン会場となるパロマ瑞穂スタジアムでも5月30日、重さ約300グラムのコンクリート片が上層スタンド最前列から3階通路に落下しているのを警備員が見つけた。業者の施工不良が原因だった。

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