【大相撲名古屋場所】大の里は大きく変える必要はない、豊昇龍は先に攻めること 横綱二人が優勝争いを 武蔵川親方が展望

 「大相撲名古屋場所」(12日初日、IGアリーナ)

 大相撲名古屋場所は12日にIGアリーナで初日を迎える。左肩痛で2場所連続休場中の横綱大の里(26)=二所ノ関、右太もも裏損傷のため夏場所2日目から途中休場した横綱豊昇龍(27)=立浪=がそろって出場するほか、大関霧島(音羽山)の綱とりも注目される。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方が展望した。

  ◇  ◇

 休場明けの横綱二人が千秋楽まで出て、最後まで優勝を争ってほしい。出るからには勝つしかないからね。

 大の里はパリ公演に参加したということは、左肩はもう大丈夫だ。左で上手だったり、いろいろ考えているように聞くけれど、大きく変える必要はない。体格を生かして、当たって前に出ることだけ意識するべきだ。自分の相撲を取れば勝てるはずだよ。

 右太もも裏を痛めていた豊昇龍も、パリ公演に出たのだから、体は大丈夫だ。一丁押し(相手を押し切る稽古)をしていたと聞いたが、足の状態を確認したのだろう。体は大きくないから、受けてはならない。投げとか押しとか深く考える必要はない。先に攻めることだよ。

 霧島は終盤戦に弱い。おそらくスタミナが切れてしまうからだろう。序盤から長い相撲を避けて、早い決着で勝っていくことが大事になるよ。ただ、先場所12勝の準優勝で綱とりになるのは、ちょっと甘いと思うな。甘く昇進させてしまうと、上がってから苦労することになる。

 かど番の琴桜はこのところずっと攻めが遅い。最近の状況から大関から落ちてしまうと厳しいよな。最初から飛ばして、序盤に勝ちを重ねることが大事だ。開き直ってとにかく勝ち越してほしい。関脇に番付を落とした安青錦も同じように、最初から飛ばしてほしい。そうすれば10勝して大関復帰が見えてくる。

 名古屋は暑いし、取ってみないと調子は分からない。おいしいものを食べて元気になることが大事だよ。僕はウナギがおいしかったなあ。

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