谷口卓 手術乗り越えV 1月に椎間板ヘルニア再発も PP代表ほぼ確実「奇跡に近い」男子50メートル平泳ぎ

男子50メートル平泳ぎ決勝のレースを終えた谷口卓。奥は岡留大和
 男子50メートル平泳ぎで優勝しポーズをとる谷口卓
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 「競泳・日本選手権」(5日、東京アクアティクスセンター)

 パンパシフィック選手権(8月、米国)の追加選考を兼ねて行われ、男子50メートル平泳ぎでは24年パリ五輪代表の谷口卓(24)=MEIGI=が日本水泳連盟が定める派遣標準記録(26秒89)を突破する26秒84で優勝し、代表入りを確実にした。女子100メートル平泳ぎは鈴木聡美(ミキハウス)が制し、男子200メートル自由形は25年世界選手権銅メダルの村佐達也(イトマン東京)が3連覇を果たした。

 谷口が復活Vを果たした。スタートから力強い泳ぎでぐんぐん加速し、最後は横一線のレースを0秒17差で制した。水面を激しくたたいて勝利の実感を込めると、「ここに立てていることが奇跡に近い。サポートしてくれた方に感謝したい」と大きくうなずいた。

 今年1月に椎間板ヘルニアが再発。痛み止めを服用して右足のしびれなどをごまかしていたが、次第に歩行困難な状態になり、2月に緊急手術を行った。3月の日本選手権は無念の欠場。「ここで腐る人間にはなりたくない」。2月下旬からプール練習を再開し、今大会に気合で間に合わせた。

 パンパシフィック選手権の代表入りはほぼ確実となった。「手術はロス五輪を見据えたもの。頑張りたい」。けがを乗り越えてつかんだ代表権を2年後の糧にする。

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