高梨沙羅 五輪終えた今の思い 苦手意識克服出来たからこそ「もう1年頑張りたい」 ジャンプ界盛り上げる「子どもたちが活躍できる環境を」

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(29)=クラレ=はミラノ・コルティナ冬季五輪の混合団体で銅メダルに輝き、スーツの規定違反による失格に泣いた2022年北京五輪の雪辱を果たした。このほど共同通信のインタビューに応じ、今季の戦いと現役を続行する今後について語った。

 -五輪シーズンを終えた。

 「いろいろなことに挑戦しながら過ごしてきた4年間だった。全てが正解かは分からないが、すごく濃い時間だった」

 -混合団体は出場への迷いもあった。

 「団体戦への苦手意識があった。最初の試合(個人ノーマルヒル)後にメンバー入りを伝えられた時は即答できなかったが、次の日の練習後に金城芳樹コーチから『やっぱり沙羅でお願い』と言われ、腹をくくった。4年前のリベンジは五輪でしか果たせない。向き合うしかないと思った」

 -メダルを見て。

 「やっぱり重さ以上の重みがあるもの。メダルを取るだけでこんなに周りの人が幸せになってくれるんだなと感じた。(来冬の)世界選手権でもそこを目指していく」

 -来季も現役続行。

 「結果が出なければ終わりにしようと思っていたが、五輪で団体戦の苦手意識を克服できた。ピリオドを打てたからこそ、もう1年頑張りたいという気持ちになった」

 -挑戦したいことは。

 「毎年夏に子どもたち向けの試合を開いているが、経験者だけでなく、もっとカジュアルにジャンプに触れられる場をつくりたい。体験型のイベントとかがあれば楽しいんじゃないかなと思う」

 -10月には30歳。

 「先輩がレールをつくってくれたおかげで、今も試合ができている。未来を担う子どもたちが活躍できる環境を整えていける存在になりたい」

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