15歳・西山実沙 涙の初優勝「結果が残せてすごくうれしい」 世界選手権代表決まるNHK杯へ「世界の試合に行きたい。優勝できるように」
「体操・全日本個人総合選手権」(18日、高崎アリーナ)
個人総合で争う女子決勝が行われ、15歳の西山実沙(なんばク)がトップだった予選との合計110・332点で初制覇した。昨年優勝の岸里奈(戸田市SC)が0・101点差で2位、岡村真(相好ク)が3位となった。昨年のNHK杯覇者の杉原愛子(TRyAS)は段違い平行棒の落下などが響いて5位となり、宮田笙子(順大)は6位。世界選手権(10月・オランダ)などの代表第2次選考会を兼ねており、上位24人が最終選考会のNHK杯(5月・東京体育館)に出場する。
2028年ロサンゼルス五輪へ向け、新星が誕生した。15歳の西山が涙の初優勝。「昨年から優勝を目指して練習してきたので、その目標が達成できた喜びが強かった。試合で結果を残せたことがすごくうれしい」。僅差の争いを制し、日本一の称号を手にした。
予選1位から勢いを落とさなかった。最初の跳馬で14・233点、段違い平行棒で14・100点と、いずれも全体トップ。平均台では着地でミスが出たものの、気持ちを切らさず、床運動では大きなミスなくまとめた。
2年後に迫るロサンゼルス五輪を意識し始めたのは、2024年パリ五輪の後だった。当時は、出場するには年齢が足りず「そこまで意識はしていなかった」というが、同じ所属でパリ五輪に出場した中村遥香から「オリンピックは独特の空気感がある」と聞き「その空気を味わいたいと思った」。その日から明確な目標ができた。
シニアデビュー戦で輝きを放った15歳は、初の世界選手権切符を狙う。代表が決まるNHK杯へ「代表に入って、世界の試合に行きたい。しっかりNHK杯でも優勝できるように頑張りたい」。伸びしろ十分のホープが再び存在感を示す。
◆西山実沙(にしやま・みさ)2010年9月7日、和歌山市出身。小学校の入学前に体操を始めた。きっかけは、母が「夜に寝ないので、ここで遊ばせてほしい」と、西山をクラブに連れて行ったこと。昨年の世界ジュニア選手権で3位に入った。相愛高1年。
