14場所ぶりVに涙の霧島「娘から『万歳したい』って頼まれていて」「諦めずにやっていれば最後にいいことあると信じてやってきた」荒れる春場所、異例の上位総崩れで決着
「大相撲春場所・14日目」(21日、エディオンアリーナ大阪)
関脇霧島は大関安青錦に下手投げで敗れ、2敗目を喫した。しかし、直後の取組で横綱豊昇龍が敗れ、3敗が消滅。千秋楽を残し霧島の23年九州場所以来14場所ぶり3度目の優勝が決まり、大関復帰が濃厚となった。
まさかの形での決着となった。かど番危機で迎えた安青錦との一番。勝って決めたところだったが、低い体勢で当たってきた安青錦の体を起こすことができず、執念の下手投げに膝をついてしまった。しかし、この日、3敗だった琴勝峰が熱海富士に敗れ、同じく3敗の豊昇龍も大関琴桜に苦杯。優勝争いの3人が異例の総崩れの形で霧島の優勝が決まった。
優勝インタビューでは「自分の相撲負けちゃったんですけど。本当は勝ってここにこれるのが1番よかったんですけど、優勝決められてよかった」と語り、言葉を詰まらせながら「色んなこと経験してよかったと思います。何より娘から『万歳したい』って前から頼まれていて、何とかできて1番よかった」と感極まった表情で語った。
大関陥落から執念の復帰がみえた。「大関から下がったですけど、諦めずに自分のできることをやっていれば最後にいいことがあると信じてやってきました」とうなずき、「まだ1日ある。それだけしっかり集中していきたい」と、千秋楽を見据えた。




