横綱昇進披露宴「大の里は日本の宝。世界の宝」横審の池坊保子氏が祝辞

 大相撲の横綱大の里(25)=二所ノ関=の昇進披露宴が14日、都内のホテルで行われた。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らが壇上で祝辞が贈った。

 横綱審議委員会の池坊保子氏(元衆院議員、華道家)は、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)を現役時代から応援していただけに、心のこもった祝辞を披露。「大の里は日本の宝。世界に誇れる宝」などと祝福した。

 【以下、祝辞全文】

 皆様、こんにちは。今ご紹介いただきました池坊保子でございます。もう目がかすんじゃうほどたくさんの方。大の里関、横綱昇進披露パーティー、おめでとうございます。

 私が今日ここに立たせていただいたのは、評議員議長として親方の横綱の時にも列席させていただいた、そのご縁ではないかと思います。二度もこんな幸せを味わうことができたことを、まず私はお二方にありがとうございます、と感謝申し上げたいと思います。

 私は親方(の現役時代)に優勝して欲しい、そして横綱になってほしい、毎日毎日祈っておりました。なぜならば、真面目に誠実に一生懸命相撲道を究めていらっしゃったからです。相撲は日本の誇れるスポーツであるだけでなく、日本の素晴らしい伝統文化です。だからこそ国技なのだと思います。

 道を究める剣道、柔道、華道。携わっている人間は、真摯に誠実に道を究めようと思って頑張っております。その親方が横綱としてのお姿を拝見した時、私は心から畏敬の念を持ちました。だからこそ皆様も同じ思いでいらっしゃると思いますが、引退の時、がっかりしました。寂しかったです。

 でも、今やこういう素晴らしい大の里という後継ぎをお育てになった。私は、本当に心から嬉しく思っております。親方、ありがとうございます。

 大の里は、能登の宝だけではありません。日本の宝です。世界に誇れる宝なのです。野球で大谷翔平さんが有名なら、お相撲の大谷翔平さんは大の里さんです。私は世界に発信していきたいと思います。

 今日はお父様、お母様もいらしてらっしゃるのでしょうか。私は本人の努力はもとより、神様がたくさんの宝物をくださったと思います。それはご両親から受け継いだDNAです。そしてまた、何とも言えない可愛らしい風情。土俵に上がるとみんな沸き上がるではありませんか。そしてこの素晴らしい親方のもとで日々を勉強することができる。精進することができる。それが何よりも私は神様からの贈り物、運の強い方だなと思うのです。

 どうか今後も大の里さん、この師匠を見習い、そして師匠が果たすことができなかった何場所も横綱を続けること、それを達成なさることが、師匠への大きな大きな恩返しだと思っております。

 プレッシャー、大変だと思います。でもみんなそれぞれにプレッシャーがかかっているんです。そんな言いわけはダメですよ。あなたは世界の日本の宝、そして何と言っても次世代の希望の星です。

 これから大の里さんがますます光り輝く、そしてプレッシャーがあろうとも努力を重ね、師匠の姿を畏敬の面で眺めながら、日々精進なさり、光り輝いていらっしゃることを、ここにいらっしゃるこんなに多くの皆様方とともに願い、心からのお祝いの言葉としたいと思います。本当におめでとうございます。

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