青学大・原監督「陸上界の未来、広がったと思います」駅伝シーズン終了で分析「どのカテゴリーでも新記録続出」
第31回全国都道府県男子駅伝が18日、広島県内で行われ、今年の箱根駅伝で史上初となる2度目の3連覇を果たした青学大・原晋監督がRCCラジオの実況中継にゲスト解説として登場。解説の終盤に25年度駅伝シーズンを振り返り、「レベルが一枚、二枚、上がってきましたね陸上界の未来、広がったと思います」と分析した。
その理由として挙げたのが「どのカテゴリーでも大会新記録、区間新記録が続出してるんですね」と原監督。全国高校駅伝では学法石川の増子が日本選手最高記録をマークしてけん引するなど、大会新記録となる2時間0分36秒で優勝。従来の記録を24秒縮めた。
高校女子駅伝では長野東の3区・真柴愛理が登りの3キロを9分6秒で走り抜き、外国人記録を抜く区間新記録。NHK中継で解説を務めた小林祐梨子さんも思わず「えっ?」と絶句し、「まさか9分1桁を見られるのは幸せです」とコメントしたほどだ。1996年の大会記録にわずか4秒及ばなかったが、1時間6分30秒は雨の悪条件を考えても素晴らしい記録と言える。
そして箱根駅伝でも青学大が5区・黒田朝日の驚異的な区間新記録にけん引され史上初となる2度目の3連覇を達成。大会記録を3分45秒も更新した。青学大以外でも区間新記録をマークする選手が続出し、新たな時代に突入したことを感じさせるシーズンだ。
今回の都道府県男子駅伝でも東北勢がワンツーフィニッシュを決め、「決して環境がいいとは言えない東北ブロックのワンツーフィニッシュというのは素晴らしい」と評した原監督。また最終区まで入賞争いを演じた岐阜に「岐阜はまったくノーマークでした。高校生のスカウトにいきますが、競技人口が非常に少なくなっている。その中でも入賞争いをしているのは本当に素晴らしい」と驚きの声もあげた。
全体的にレベルアップしてきた中、原監督は中継で「やっぱりマラソンで勝たないといけない」とも語った。男子は1992年のバルセロナ五輪で森下広一が銀メダルを獲得して以降、女子は2004年のアテネ五輪で野口みずきが金メダルを獲得して以降、メダリストが出ていない。
アフリカ勢との厳しい戦いを強いられる中、各カテゴリーで出てきた新星たちがどう成長して行くか。確実に裾野は広がってきている。





