【都道府県女子駅伝】トップランナーからにじんだ献身的姿勢 号泣の選手に声かけ→次世代選手とも交流「走る姿勢や私の考えが」圧倒的な走りも披露
「全国都道府県対抗女子駅伝」(11日、たけびしスタジアム京都発着)
兵庫が大阪とのデッドヒートの末に敗れ、惜しくも7大会ぶりの優勝を逃した。レース後、2区で14人抜きの快走を演じた田中希実の行動がファンの感動を呼んだ。
16位でタスキを受けた田中は区間賞の快走で14人抜き。兵庫を一気に2位まで押し上げ、中長距離界のトップランナーとしての力をまざまざと見せつけた。
中継所から競技場に戻ると、群馬の不破と一緒にビジョンを見つめながら最終9区のデッドヒートを追った。惜しくもラスト1キロ付近で大阪のスパートに永長里緒はついていけず後退。トラックに入った時点では3秒差だったが、その差を広げられてのフィニッシュとなった。
直後ミックスゾーンで号泣する永長に近寄り、優しく言葉をかけた田中。兵庫チームのキャプテンとしての姿勢も垣間見えた。中学、高校と世代を超えたランナーが集う都道府県女子駅伝。「走る姿勢や走る時の私の考え、というものが(チームに)伝わってくれていたのではと思う」と回顧した。
トップ選手としての実力だけでなく、人間性の部分でも後輩達に伝えるべきものを伝えた田中。大会前には言葉をかわしながら練習する姿もあった。世界と戦う選手と触れ合った時間は、間違いなく次世代の選手たちの励みになったはずだ。
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