原点回帰目指す田中希実が圧巻14人抜き快走で兵庫の2位に貢献 充実感「自分に負けないレースはできた。自分にできる最高の走りができた」
「全国都道府県対抗女子駅伝」(11日、たけびしスタジアム京都発着)
陸上女子中長距離で東京、パリの2大会連続五輪代表で、兵庫県の主将を務める田中希実(26)=ニューバランス=は2年ぶりの2区(4キロ)を走った。
16位でたすきを受けた田中は「1区が何位でも先頭に追いつこうと」と猛烈な快走を見せ、前回には3秒及ばなかったが12分14秒の区間賞、14人抜きでチームを2位に押し上げ、最終順位も2位と、大きな貢献となった。
この1年ほど「練習でできることが試合でできない」という違和感に悩まされ、この大会ではそこをどうクリアするかが、田中自身のテーマにもなっていた。
その試みとして「常に自己ベストを目指していた、中学や高校のころのような」無心で突っ走ることを心掛けて臨んだ。
タイムこそ2年前の更新には至らなかったものの「自分に負けないレースはできた。(悪コンディションという)想定外の中で前回に近い結果というのは、内容では上回れたと思います。自分の中では、自分にできる最高の走りができた」と、満足感を漂わせた。
ただ走ることが楽しかった自分を思い出せたことは「それが良かったかどうかはこれからのレースで」証明されることになるが、少なくとも違和感を解消するきっかけとなったことは間違いない。
大会自体も「キャプテンらしいことはできなかったけど、走る姿勢は走る時の私の考え、というものがもしかしたら伝わってくれてたのではと思います」と、最後まで優勝争いしながらの2位という結果を大きなプラスと受け止めていた。



