平野歩夢 五輪連覇へ新トリック投入示唆「技名まだ言えない」「人に見られないように…何回も練習して」

 スノーボード男子ハーフパイプで、22年北京五輪金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が15日、都内で取材に応じ、自身4大会連続の代表入りを確実にした26年ミラノ・コルティナ五輪での新トリック投入を示唆した。

 「まだ大会で出していないトリックがある。まだ技名はまだ言えないけど、それを五輪の時にパフォーマンスできれば」

 4年前と同じルートをたどろうとしている。北京五輪時はトリプルコーク1440(斜め軸で縦3回転、横4回転する技)を直前までかくし、前年12月に初披露して実戦で世界初成功。そのまま五輪でも成功させ、圧巻のルーティンで五輪王者に輝いた。

 連覇のかかる来年2月の夢舞台でも新トリックを思い描く。「トップに立ち続ける上で人と同じことをやっていたらなかなか…トップは1人しかいない…そういう争いに五輪もなってくる。練習から人ができない、やっていないトリックを普段の生活をイメージして挑戦できるかが結果を取るために大事な考え方になっている。あとはそれを練習から何回も繰り返して、人に見られないようにして、大会の時に100%の状態でできるかが求められる。上に立つには新しいアイデアとトリックが絶対的に必要になってくるのかな」と語った。

 今季は、初戦のザ・スノーリーグで初優勝を果たすと、ワールドカップ開幕戦(ともに中国)もV。全日本スキー連盟(SAJ)が定める派遣推薦基準を満たし、五輪代表入りを確実にした。「ケガのことを考えたり、天気も安定しない中だったので、状況は冷静に判断しないいけない瞬間が多かったのは今回の難しい点だったけど、無事に対応できる滑りをできてよかった」と振り返った。

 この日はブランドアンバサダーに就任した中国家電メーカーTCLの会見に出席。「五輪前の大事なタイミングで、一緒に五輪に迎えることを光栄に思うし、一緒に歩んでいけることを非常にうれしく思う。自分らしい滑りを表現して挑戦したい」と喜びを語った。

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