カーリング日本代表・フォルティウス 5連勝でPO進出 難敵トルコに10-5快勝 吉村「何が来ても決める自信がある」

 「カーリング女子・ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選、日本10-5トルコ」(8日、ケロウナ)

 男女の1次リーグが行われ、日本は女子のフォルティウスがトルコに10-5の快勝で5連勝とし、2試合を残してプレーオフ進出を決めた。1次リーグの上位3チームがプレーオフに進み、1位と2位が1枠目を懸けて対戦。負けたチームと3位が最後の1枠を争う。男子のSC軽井沢クは韓国に8-5で勝ったが、フィリピンには7-9で敗れ、3勝2敗となった。

 フォルティウスの4人が投じるショットは自信に満ちあふれている。狙い通りに得点を重ね、難敵のトルコに完勝。無傷の5連勝で1次リーグ突破を決め、スキップの吉村は「攻めの気持ちでスタイルを貫いた。自分たちの戦いをすれば絶対に勝てる」と力強いまなざしになった。

 3月の世界選手権ではトルコの戦術に付き合って敗れた。その反省から今回は、ストーンをハウスにためて点の取り合いに挑んだ。

 3失点した直後の第3エンド。前夜に研磨され、曲がりが大きくなった石の特徴をつかんで、3点を奪い返した。6-3で迎えた第6エンドは円の中心付近に集め、2点のスチールに成功。石や氷の変化にも柔軟に対応した。

 難しい局面が多い最終投を担う吉村は、両チームでトップの94%の成功率をマークした。一投ずつつなぐ仲間に感謝し「イメージができている。何が来ても決める自信がある」と笑みを浮かべた。日本の4人にとって最終予選はミラノ・コルティナへの通過点に過ぎない。

 ◆ミラノ・コルティナ五輪への道 五輪には10チームが出場し、既に8チームが決定。8チームによる最終予選で残り2枠を争う。総当たりの1次リーグを行い、上位3チームがプレーオフへ。1、2位による決定戦の勝者が1枠目を獲得。敗者と3位が2枠目を争う。

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