中国での張本への暴言「酷い、この言葉はさすがにありえない」水谷隼氏が証言する異様さ、会場外では警戒

 卓球元日本男子代表の水谷隼氏が9日、TBS系「ひるおび」に出演。7日まで中国・成都で行われた卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)を取材して感じた違和感を語った。

 緊張する日中関係のさなかに開催された大会。6日のフランス戦で、ルブラン選手と対戦した日本の張本智和選手が、観客席から何度もブーイングを受けたり、フランス側が得点すると大歓声があがったりした。

 観客席からは「日本を応援するヤツはくたばれ!」と暴言が飛び、サーブを打とうとしていたルブラン選手が仕切り直す場面も。この試合も会場で取材していた水谷氏は「ヤジでなくて暴言。今までどこの会場でも聞いたことのない酷い言葉。選手たちも動揺してました。この言葉はさすがにありえない、と思いました。(日本を応援するヤツはくたばれ!の暴言の)その後、会場がバーッと盛り上がってたんで…」と話した。

 また、会場では「(日本が)どの国と対戦しても相手が得点するたびに歓声が上がってました」と伝えた。

 張本選手を巡っては、5日の選手紹介の際、「ミワ・ハリモト」と妹の張本美和選手の名前が2度アナウンスされるミスもあった。

 水谷氏は今大会では「街を出歩かない、あまり日本語を話さない、(会場の)外を歩く時は、パスを外して日本人だということをバレないように」など、警戒していたことを明かした。

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