日本代表フォルティウス・吉村紗也香「もう思いっきり投げた。自信はあった」 第7エンドの会心ショットを振り返る 「やっちゃったな、というところも」と課題も
「カーリング女子・ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選・1次リーグ、日本8-4米国」(5日、ケロウナ)
残り2つの五輪出場権をかけた戦いが開幕し、世界ランキング10位でフォルティウスの日本が、同19位で最大のライバル、米国に快勝発進した。3月の世界選手権で敗れた難敵を下し、五輪出場へ好スタートを切った。
日本は第1エンドに2点を先取。第7エンドには複数得点を奪われそうなピンチで、スキップ吉村紗也香がダブルテイクアウト(相手の2つの石をはじき出すこと)に成功し脱出。勢いをつかむと、第9エンドには2点を奪って3点差をつけ、最終第10エンドで1点をスチールした。吉村は第7エンドのショットについて「角度的には当たる位置は見えていたので、もう思いっきり投げた。いけるという自信はあったので選んだ」と胸を張った。
日本女子には8大会連続の五輪出場がかかるが、吉村にとっては5度目となる五輪挑戦。初戦で難敵を退け、吉村自身のショット率も89%(ドロー86%、テイクアウト90%)と高い数値だったが「その中でもちょっとやっちゃったな、というところもあった。そういったところはもっと制度を上げていきたい」と課題も見えている。次戦のドイツ戦へ向けて「初戦を踏まえて。まだ精度を上げていけるところがあるので、もっともっとうまくショットをつなげながら、一投一投いいところに決めていきながら今できることに集中していきます」と話した。





