ロコ・ソラーレまさかの2次L敗退も吉田知那美「これも悪かない」「試行錯誤してつらかったところがあった」

 フォルティウス戦に挑んだロコ・ソラーレの吉田知那美(C)JCA/H.IDE
 第2エンド、指示をするロコ・ソラーレの藤沢五月(代表撮影)
 第6エンド、得点を決め笑顔でハイタッチするロコ・ソラーレの選手たち。左から吉田夕梨花、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖(代表撮影)
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 「カーリング・日本選手権」(2日、どうぎんカーリングスタジアム)

 女子2次リーグ最終戦が行われ、北京五輪銀メダルで3連覇を目指すロコ・ソラーレが、3年ぶり優勝を狙うフォルティウスに7-6で逆転勝利したが、同勝敗で並んだチーム(中部電力、SC軽井沢ク)との対戦成績により、まさかの2次リーグ敗退が決定。3連覇も逃した。

 無念の敗退となったが、サードの吉田知那美(32)は「決勝ラウンドに行けないことは本当に結果としては悔しいんですけど、これも悪かないなとも思っています」と切り替えた。その理由として「オリンピックが終わると、出たチームのシーズンサイクルが他のチームとずれてきてしまうことがあって。ここで一度次のシーズンに向けて私たちのスケジュールやカーリング感を戻せるシーズンになるんじゃないかなと。特にスケジュールは戦略ですので、オリンピックでずれたスケジュールにどういう風に戦い抜くのかとすごく試行錯誤してつらかったところがあった」とチームをリセットする機会になると説明した。

 今季はより強くなるために基礎から技術を見直したシーズンだった。「今シーズン、カメレオンのようにいろんな戦略ができるように新しい戦略に取り組んで、うまくいかないのがシーズン前半で。うまくいかなくてもいいからやり続けてくれと言うのがJDコーチからで、戦略を自分たちのものにするために、前半期間はつかった」と明かした。

 「ここで一度日本代表のユニホームを脱ぐ。私は日本代表のユニホームを脱ぐシーズンだからこそ、やりたいスケジュールや戦いたい大会、チーム藤沢として、プレッシャーなしに世界中でカーリングを楽しみたいなと思っています」と前を向き、「来週夫が6カ月ぶりに帰ってくるので、1週間だけ一緒にいれるので、カーリング選手じゃなくて普通の主婦を楽しみます」と笑った。スキップの藤沢五月(32)は「私は昨シーズンのオフにカーリングじゃない部分でたくさん楽しませてもらった、しっかり向き合いたい」と目標を掲げた。

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