涙の終戦のロコ 藤沢、吉田知の最後の会話に反響「もうラストショットだよ」「そうだよね」 SNS「重みを感じた」「涙が出た」
「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(13日、みどりスポーツパーク)
女子タイブレークが行われ、18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは25年日本選手権覇者のフォルティウスに2-7で敗れ、敗退が決定。3大会連続の五輪出場の可能性が消滅した。
6点差の第6エンド。藤沢と吉田知が会話を交わした。「もうラストショットだよ」(吉田知)、「うん、そうだよね」(藤沢)。覚悟を決めて投じた一投はしっかりと相手のナンバー1をはじきだした。1点を奪った後、負けを認めるコンシードを出した。五輪への挑戦を終えた。
2人の会話にSNSでは「重みを感じた」、「小さくつぶやいてたな」、「2人の絆を感じて涙が出た」と反響が寄せられていた。
10年間、同じメンバーで戦い続けてきたチーム。ついに五輪代表の座を明け渡すことになった。試合後。4人で抱き合ったあと、スキップの藤沢五月と吉田知那美は30秒以上抱き合い、涙が止まらず。吉田知は「さっちゃんありがとう」と語りかけ、藤沢は吉田知の胸でただただ涙に暮れた。
数々の日本カーリング界の歴史を作り続けてきたチームが、一区切りを迎えた。





