日本・ジョーンズHC 初戦を最重視「まずは3試合に集中」「目標8強」決勝Tは超難敵 27年ラグビーW杯組み合わせ決定
ラグビーの2027年W杯オーストラリア大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が3日、シドニーで行われ、世界ランキング12位の日本は同5位のフランス、同16位の米国、同19位のサモアと同じE組に入った。日本代表のエディー・ジョーンズHC(65)は「まずは3試合だけに集中」と一戦必勝で挑む。今大会は出場チームが20から24に増え、1次リーグは6組に分かれて行われる。各組2位までと、3位の成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。大会は27年10月1日に開幕する。
標的が定まった。フランス、米国、サモアとの1次リーグが決まり、ジョーンズHCは「まずは3試合だけに集中する」と瞳に闘志を宿らせた。
W杯準優勝3度のフランスには通算1分け13敗で未勝利だが、米国とは直近10試合で9勝1敗と圧倒している。サモアとは4大会連続で同組となり、3連勝中。指揮官は「目標は8強だが、今は1次リーグより先のことは考えていない」と現実を見据えつつも、4強の夢を捨てていない。「まずはワールドカップで最も注目される『ザ・チーム』になりたい。その結果トップ4に入れたら素晴らしい」と歴代最高の快進撃を見据えた。
勝ち進むために最重視するのは初戦だ。日程の詳細は来年2月3日に発表予定で「初戦の相手が決まったら、その相手に関して考える。自分の経験から、次(直近)の相手をしっかり意識したい」と話した。2015年大会は初戦で南アフリカを撃破し、大フィーバーを起こした。「例えば第1戦目がサモアだったとして(次戦以降の)フランスのことばかり考えて、サモア戦に入って行くということはあまり意味がない」と説明した。
もちろん、フランスを意識しないわけではない。「しっかりとディフェンスで止めなければいけない。そしてロングキックも世界で一番。それにしっかりと対応することをこの2年間、やっていく」とジョーンズHC。キックと守備をテーマに準備を進める。2位で突破すればオーストラリアかニュージーランドが濃厚なA組2位との厳しい対戦となる。首位通過を目指すには、初戦の入りからの勢いが重要になる。





