初優勝決めた安青錦「師匠のおかげ。今ここにいるのは」 故郷ウクライナへの思い「喜んでくれればうれしい」

 「大相撲九州場所・千秋楽」(23日、福岡国際センター)

 新関脇安青錦が12勝3敗で初優勝を飾った。年6場所制となった1958年以降で4番目の年少記録となる21歳8カ月で初Vを果たし、大関昇進が確実となった。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)、故郷のウクライナ、ドイツで暮らす両親への思いを口にした。

 以下、安青錦との一問一答。

  ◇  ◇

 -優勝の懸かる相撲だった。

 「いつも緊張しているんで。いつも通りやった」

 -勝った瞬間の気持ちは。

 「言葉に表せない気持ち」

 -今場所を振り返って。

 「師匠に言われたことをしっかりやってきて、結果につながった」

 -初めて12番勝てた。

 「優勝できたことが一番うれしい」

 -今日にかける気持ちは。

 「自分らしく、下から相撲を取れたらいいなと思って頑張った」

 -優勝決定戦になった。そのときの思いは。

 「初めてのことだったので、しっかり悔いがないようにやりたかった」

 -賜杯の重さは。

 「まあ、思ったより重たかった」

 -来日してから3年。優勝をつかみ取った。

 「師匠が言ってることをやってきて、その結果だと思う」

 -5場所連続で2桁。どうしてここまで勝てるのか。

 「自分でもあんまりよく分からない」

 -来年に向けて。

 「今場所に負けないような結果を出せるように頑張る」

 -師匠に対する思いは。

 「師匠のおかげ。今ここにいるのは。感謝している。早く会いたい」

 -指導面で大きかったのは。

 「自信を付けさせてくれた。メンタルのところが一番大きい」

 -眠れたか。

 「昨日だけあまり眠れなかった。考えたくなくても、いろいろ考えてしまう」

 -故郷ウクライナについては。

 「喜んでくれればうれしい」

 -ドイツに暮らす両親には。

 「ずっと世話をしてくれた。『おかげさまで(優勝できた)』という言葉を伝えたい」

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