ラグビー日本代表 アイルランドに31点差完敗 数的優位も痛恨失点 SH斎藤「ミスから食らったダメージがでかい」

 「ラグビー・テストマッチ、アイルランド代表41-10日本代表」(9日、ダブリン)

 世界ランキング13位の日本代表は同3位のアイルランド代表に10-41で完敗した。対戦成績は1勝12敗となった。欧州遠征は1日の初戦で南アフリカに7-61で大敗。15日(日本時間16日未明)にウェールズ、22日にジョージアと、それぞれ敵地で対戦する。

 7点差に追い上げて迎えた後半の立ち上がり。日本は、一時退場で相手が1人少なかった約10分間に痛恨の失点を喫した。最後は30点以上の差がつき、ジョーンズ・ヘッドコーチは「前半、勝てるところまで持っていったにもかかわらず、この結果になってしまった」と嘆いた。

 数的優位となった後半の場面。劣勢だったスクラムで相手が反則し、敵陣に入った。だが、密集でボールをこぼして攻撃は途切れ、逆にピンチを迎えると耐えきれなかった。15人同士に戻った直後の12分ごろは、敵陣深くで迎えたラインアウトからの攻撃でFWとバックスが意思統一できず、好機を逃した。

 フランス1部でプレーするSH斎藤は「ミスから食らったダメージがでかい。数少ないチャンスで、全員でスイッチを入れて(点を)取り切らないと難しい試合になる」と反省した。課題が多いことを、あらためて痛感させられる一戦だった。

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