レジェンド葛西から“五輪4冠指令”小林陵侑「貢献できるように」
ノルディックスキー・ジャンプ男子で、22年北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(チームROY)が1日、札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われたトークショーに出演した。同席した五輪8大会出場の葛西紀明(土屋ホーム)からは、「陵侑が絶好調になると誰も手を付けられない。五輪では金4つを取ってきてほしい」と“五輪4冠指令”。日本のエースは「貢献できるように頑張ります」と、師匠のゲキに笑顔で応えた。
来年2月のミラノ・コルティナ五輪から新たに追加されるスーパーチームに加え、ノーマルヒル、ラージヒル、混合団体で4種目。ノーマルヒル、ラージヒルは前回の北京五輪でメダルを獲得しており、混合団体は今年のサマーグランプリ最終戦で優勝、スーパーチームは五輪テスト大会(イタリア・バルディフィエメ)で2位に入っている。全ての種目で好調を維持しており、レジェンドの“指令”をかなえる可能性は十分にある。
小林陵は、2日に大倉山ジャンプ競技場で行われる全日本選手権に出場し、その後は本格的に海外転戦が始まる。日本のエースは「(連覇の自信は)全然ないですね」と笑いつつ、「でも、ビックジャンプをしたいモチベーションとイメージはできている」ときっぱり。「まずは(1月の)札幌W杯で勢いづけて五輪に臨みたい」と思い描いた。


