琴桜 九州場所出場へ前向き 秋場所で右膝負傷 本格的な稽古再開も「怖さとの闘い」 治療継続で回復目指す

 「大相撲九州場所」(11月9日初日、福岡国際センター)

 右膝の負傷で秋場所14日目から休場した大関琴桜が30日、九州場所の出場へ前向きな見解を示した。福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で本格的な稽古を始め「手探りだが、思っていたよりも良かった。出られるように準備をする」と好感触を得た。

 休場後に稽古場で相撲を取るのはこの日が初めてという。右膝に大きなサポーターを施し、三段目力士と4番。関取衆の申し合いで幕内琴勝峰や十両琴栄峰、出稽古の十両栃大海に4戦全勝だった。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「稽古の貯金があるから大丈夫」とうなずいた。

 足の運びは慎重さが目立ったが、踏み込みには重さがあった。「体は自然と膝をかばう。怖さとの闘い。でも痛みはほぼないし、良くなっている」と話す。回避したロンドン公演期間中は稽古とリハビリ、治療を継続。大関は「本場所は一日一番なので集中する」と自らを奮い立たせた。

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