坂本花織が全兵庫選手権優勝 地元の声援に笑顔 三宅咲綺は2位、男子は壷井達也がV
「フィギュアスケート・全兵庫選手権」(26日、尼崎スポーツの森)
男女フリーが行われ、女子はショートプログラム(SP)首位の坂本花織(25)がフリーも1位となり、合計225・29点で優勝した。SP2位の三宅咲綺(22)は同190・80点で2位。男子はSP首位の壷井達也(22)=いずれもシスメックス=が同236・73点で優勝した。
坂本は「愛の讃歌」を情感たっぷりに滑った。冒頭からジャンプを成功させ、貫禄の演技を披露。「必死でした」と笑顔をみせた。2位だったグランプリシリーズのフランス大会から22日に帰国したばかりだったが「時差ぼけとか試合の疲労とかが抜けてきて、SPまでは若干残っていたのでちょっとつらいなというのがあったが、今日はコンディション的にはわりとよかった」と充実感を漂わせた。
フランス大会を「ヨーロッパで点数を出すのがフランス大会の課題だったので、そこを達成できでホッとしているのと、2位という悔しさと両方がある」と振り返り「次戦のNHK杯までに、課題を解消していい演技ができたら」と、シーズン中盤へさらに向上することを誓った。
地元兵庫県の大会で、多くの親族や知人が駆けつけた。声援に背中を押され「なかなか気軽に足を運んでもらえる試合は少ないので、いろんな人に見てもらいたいという気持ちも、緊張感もあった」と話し、試合後も写真や握手に応じていた。





