中島佑気ジョセフら7選手が室伏長官を表敬訪問 34年ぶり入賞の秘訣は「2時間くらい喋ることになる(笑)」

 陸上の世界選手権東京大会日本代表選手団の男子400メートル・中島佑気ジョセフ(富士通)ら7選手が26日、スポーツ庁の室伏広治長官を表敬訪問した。

 室伏長官は、選手一人一人と対話。34年ぶりの決勝進出を果たし6位入賞した中島は感想を問われると、まずは「私のレーススタイルとしては、後半が得意。予選では、5番手、4番手の段階からラスト100メートルでスパートをかけて2着に入って、日本新記録だった」と、持ち味をいかして、予選で44秒44の日本新記録をマークしたことを感慨深げに語った。

 また、「これだけの方々がスタジアムに来てくださって、自分にあれだけの歓声を向けられる経験は今までなかった。スパートをかけていくにつれて、歓声もどんどん盛り上がってくるのが、走っている中でも感じた。そういった中で走れたのは良い経験だった。歓声があったからこそ、ラスト100メートルを、先頭の選手が離れていっても諦めずに走りきることができた」とエールを送ってくれたファンに感謝した。

 それに続き、室伏長官は「後半伸びてくる特徴がありますけど、どういう風に練習したらそうなるんですか?」と追加質問。中島は「話し出したら2時間くらいしゃべることになる(笑)」とジョークを飛ばしながらも「乳酸が体に蓄積されて、体が鉛のように動かない時でも、自分のフォームを維持すること。前に選手が来ても、焦らずに自分のリズムをキープすることを心がけています」と真剣に説明した。

 室伏長官は退室する際に、選手らと握手を交わし、激励の声をかけた。

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