山西利和 痛恨ペナルティーで28位 金メダル候補まさか悪夢「慢心があったのかな」男子20キロ競歩

 「陸上・世界選手権・男子20キロ競歩」(20日、国立競技場)

 男子20キロ競歩は初出場の吉川絢斗(24)=サンベルクス=が1時間19分46秒で7位入賞。丸尾知司が9位、2大会ぶり3度目の制覇を狙った山西利和(ともに愛知製鋼)は28位だった。35キロ競歩で2位のカイオ・ボンフィム(ブラジル)が1時間18分35秒で制した。

 まさかの悲劇だった。世界記録保持者で金メダル候補だった山西は、歩形違反ペナルティーを受け28位。「何ていう感情なのかも分からない。勘違いが全ての元凶。どう仕掛けるか考えるところでの判断ミス」と戸惑いを隠せなかった。

 序盤から先頭集団でレースを繰り広げた。しかし15キロ過ぎで集団から抜け出した直後に3度目の警告を受け、ペナルティーエリアで2分の待機。目前だったメダルを逃し「前半は注意が少なかった。慢心があったのかな」と、肩を落とした。

 23年ブダペスト大会は24位に終わり、昨夏のパリ五輪出場もかなわなかった。2年間の紆余(うよ)曲折を経てたどり着いた舞台での悪夢。今後は「選択肢があるわけではない。現実的な部分も含めて、次、何を見ていくのかなというところですね」と結果を受け止めた。

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