世界陸上 女子マラソン・佐藤早也伽「守りのプランを選択することに」レースを回顧「厳しい言葉を覚悟」も感謝の完走 小林と感動呼ぶシーンも

 世界陸上の女子マラソンで13位だった佐藤早也伽(30)=積水化学=が16日、自身のインスタグラムに新規投稿。レース後の思いをつづり、沿道の声援に感謝のメッセージを発した。

 「ブダペスト大会に続き、2大会連続でマラソンに出場しました。前回は辞退者がいてチャンスが巡ってきた代表でしたが、今回は自分で勝ち取った代表だったので、一層思い入れのある大会になりました。無事に走り切ることができ、支えてくださった皆さんに感謝しています」と佐藤。先頭集団から遅れるも粘り強く走りきり「目標としていた入賞には届きませんでしたが、最後まで大きな声援に支えられました。レースプランは監督と相談し、最後まで大きく崩れずに帰って来られるペースで挑みました」と記した。

 一方で「先頭からはかなり離れた位置だったので、応援してもらえなかったり、厳しい言葉をかけられるかもしれないと覚悟していましたが、どんな状況でも応援してくださる方々の存在に支えられ、最後まで走り切ることができました」と感謝し、「練習期間から周りをワクワクさせたり、自信を持って送り出してもらえる走りを積み重ねることができず、守りのプランを選択することになってしまいました。選手としてまだまだ足りない部分が多いと実感しています」と課題も口にした。

 「これからも前を向いて、あともう少し挑戦を重ねて行けたらと思います」と決意を記した佐藤。自身のレースだけでなく、経験者として初出場の小林香菜をサポートするなど、献身的な姿勢もあった。レース後に2人で抱き合い、小林が「安藤さんも佐藤さんも、経験豊富な方がずっと隣にいてくれたので大丈夫でした」と語ったほど。ファンの感動を呼んだレースだった。

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