世界陸上 女子マラソンで物議 金のジェプチルチルらケニア勢が給水所誤認 9キロ地点で反対車線からボトル受け取る レース後、米連盟抗議も却下
「陸上・世界選手権・女子マラソン」(14日、国立競技場発着)
東京五輪金メダリストのペレス・ジェプチルチル(ケニア)がパリ五輪銀メダリストのティギスト・アセファ(エチオピア)との一騎打ちを制して、2時間24分43秒で金メダルを獲得した。ケニア勢は3大会ぶりの優勝となったが、レース後に一悶着があった。
米陸上メディアの「CITIUS MAG」のクリス・チャベス記者がXで伝えたところによると、ケニア勢の給水を巡り、米連盟が大会側に抗議したが、却下となった。
9キロ過ぎにジェプチルチルらが給水地点と勘違いしたのか、反対車線にあった給水地点にいた関係者からボトルを受け取り、給水する場面があった。規定では「競技者が主催者が設置した給水所以外で飲食物を受けとった場合、また他の選手の飲食物をとった場合は初回はイエローカードで警告、2度目はレッドカードで失格とする」とされている。日本のSNSでも波紋が広がっていた。
同記者は「米国陸上競技連盟が抗議を提出しましたが、公式で却下されました」と伝えた。またFPAアフリカのジャーナリスト、カタミ・ミッチャル記者も却下を伝え「ルールによれば選手公式の給水所以外で飲み物を受け取ってはいけません。最初はイエローカードです」とつづった。





