「銅メダルを返せ」三浦龍司との接触が物議 ケニア17歳選手が中傷被害も「ただの空手選手」
「陸上・世界選手権」(16日、国立競技場)
15日に行われた男子3000メートル障害で8位に入り、2大会連続入賞を果たした三浦龍司(23)=SUBARU=がメダル争いを繰り広げた中、最後の直線で他の選手と接触して失速したシーンについて波紋が広がっている。
直線で最後の障害を越えたところでケニアの17歳、セレムと接触。三浦がバランスを崩して失速し、セレムはそのまま追い上げて銅メダルを獲得した。三浦自身は「メダルを取る自信はあったんですけど、最後の惜しいところで期待に応えることができなくてくやしい。残り数十メートルだったので見えてたので、届くかなと思ったんですけど、思うようにはいかなかった」と言い訳しなかったが、SNSで拡散されている動画では腕が絡むようにみえる場面もあり、日本のSNS上では「明らかに妨害」、「腕を引っ張ってるようにみえる」などの声があがり、物議を呼んだ。
セレムのSNSやセレムの活躍を伝えたオリンピック公式Xの投稿などには「銅メダルを返せ」、「失格」、「セレムはただの空手選手」などの中傷コメントが寄せられている事態となっている。
日本陸連は16日、日本チームとして審判長に抗議を行い、棄却されていたことを発表した。「その後、規定に基づき上訴を行いましたが、こちらも認められませんでした」と説明。競技結果に変更はないとした。





