五輪消滅のロコ 藤沢涙止まらず、吉田知と30秒以上抱き合う 吉田知は感謝「さっちゃんありがとう」藤沢も「最高だった、ありがとう」
「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(13日、みどりスポーツパーク)
女子タイブレークが行われ、18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは25年日本選手権覇者のフォルティウスに2-7で敗れ、敗退が決定。3大会連続の五輪出場の可能性が消滅した。
10年間、同じメンバーで戦い続けてきたチーム。ついに五輪代表の座を明け渡すことになった。試合後、観客にあいさつし、4人で抱き合った後、スキップの藤沢五月と吉田知那美は30秒以上抱き合い、涙が止まらなかった。吉田知は涙する藤沢に「大丈夫」と優しく語りかけ「さっちゃんありがとう」と感謝を告げた。藤沢は吉田知の胸でただただ涙に暮れ、「最高だった。ありがとう」とつぶやいた。その後、2人で笑い合い、顔をあげた。
数々の日本カーリング界の歴史を作り続けてきたチームが、一区切りを迎えた。
試合後、藤沢は「う~ん、そうですね。チームメートに対して感謝の気持ち、コーチ、(本橋)麻里ちゃんだったり、ファンの皆さんだったり、感謝の気持ちと申し訳ない気持ち」と噛みしめ、「フォルティウスさんが素晴らしかった。負けに関しては納得の負けだった」とライバルをたたえた。





