ロコ・ソラーレ、3大会連続五輪逃す 藤沢涙止まらず、吉田知は「さっちゃん、ありがとう」フォルティウスに完敗 神がかり的勝負強さ影潜め

 「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(13日、みどりスポーツパーク)

 女子タイブレークが行われ、18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは25年日本選手権覇者のフォルティウスに2-7で敗れ、敗退が決定。3大会連続の五輪出場の可能性が消滅した。

 負ければ3大会連続の五輪出場の可能性が消滅する一戦。8エンド制の短期決戦の中で、いきなり苦しい展開となった。不利な先攻の第1エンド、藤沢のラストショットが想定以上に強くなってしまうと、吉村に冷静に最終投を決められて3点を奪われた。第2エンドは厳しい展開を強いられたが、藤沢が最後のショットを何とかハウス中心に決めきって1点を死守した。1-3で迎えた第4エンドも最後の藤沢のショットが決まりきらず、フォルティウスに2点を奪われ、前半を1-5で折り返した。

 しかし、後半も藤沢のショットが精度を欠き、第5エンドに2点スチールを許し、6点差とされ、万事休した。

 試合後、メンバーで抱き合った後、藤沢と吉田知は30秒以上抱き合って、涙を流した。吉田知が「さっちゃんありがとう」と語りかけ、藤沢は吉田知の胸でただただ涙に暮れた。

 初日の2連勝から状況は一転。2日目はともに接戦を落としての2連敗で崖っぷちに追い込まれた。1次リーグ終了後に藤沢は「こんなもんですよね(笑)。試されてるなと今、みんなで話していて、タイブレークがあるだろうという気持ちでいようと。これはタイブレークだ!想定通りだ!と話してここまできました。無駄に崖っぷちに追い込まれてきたわけではない。その経験を生かしつつ、練習してきたことを信じて全員で1つのショットを決めきりたい。ここからロコ・ソラーレらしさをみせたい」と、笑いとばしていたが、真骨頂を見せることはできなかった。

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