坂本花織 今季初戦でSP4位 コンビネーションジャンプ失敗も「想定内でした」とサバサバ
「フィギュアスケート・木下グループ杯」(5日、関空アイスアリーナ)
男女ショートプログラム(SP)が行われた。2022年北京五輪銅メダリストで今季限りの競技引退を表明している女子の坂本花織(25)=シスメックス=は自身今季初戦で、65・25点の4位発進となった。
「Time To Say Goodby」に合わせてブノワ・リショー氏の振付で演技を披露。後半でトリプル・ルッツとトリプル・トーループを予定していたコンビネーションジャンプを失敗し減点。スコアを伸ばすことができなかった。
それでも演技後は「想定内でした」とさばさばした表情で自己分析。「練習でもノーミスの確率が結構低かったし、いつも通り、SPの3-3が鬼門になっていたので、そこが本番も出たなという感じ」と話し「やっぱり3-3は得点源なんだなと。あそこを、がっぽり10点くらいなくなったのが大きかった。でもそれさえ決まればという感じだったので、他のところの手応えはあった」と振り返った。
五輪シーズンへの気持ちの入りは「ややある。くらいです」とし、6日のフリーに向け「ショート同様、一番気になっているところが見つかるんじゃないかと思う。自分ができることをやって、課題が見つかれば多分、エンジンがかかって次にいけると思う」と巻き返しを誓った。
前日の公式練習では、最後のシーズンへ「いよいよこの日が来たかという感じ。すごく楽しみで、悲しいとか、まだやりたいというよりは、いつものように切羽詰まっている状態なので、試合を楽しみつつ焦りつつできたらいい」と話していた。




