フィギュア 住吉りをん優勝も反省 4回転トーループは手応え「感覚すごくよかった」

 「フィギュアスケート・東京夏季競技大会」(24日、Dydoアリーナ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)が112・22点の合計182・81点で優勝した。

 冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)では、回転が抜けてしまい正面から着氷。「普段しない失敗。想定外が重なってしまった」と、その後は動揺もあって思うような演技ができなかった。優勝は死守したものの「スピードを出して練習してきたけど、出しすぎて氷と合わせられなかった」と反省が口を付いた。

 ただ両足着氷で乱れた4回転トーループは、「感覚はすごくよかった。今季の試合で一番。練習してきたものがつながってきた」と手応え。次戦のチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯(9月5日開幕、関空アイスアリーナ)、そして26年ミラノ・コルティナ五輪の代表争いが本格化する勝負のシーズンに向けて、「(4回転を)自分の武器にするためにも、他を盤石にしないといけない」と気を引き締めた。

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