村竹ラシッド 男子110メートル障害日本勢初12秒台で優勝 日本記録を0秒12更新「140点つけていい」

 男子110メートル障害で12秒92の日本新を樹立した村竹ラシッド=福井県営陸上競技場
 男子110メートル障害決勝 力走する村竹ラシッド
 表彰式で笑顔を見せる村竹ラシッド
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 「陸上・ナイトゲームズ・イン福井」(16日、福井県営陸上競技場)

 各種目の決勝が行われ、男子110メートル障害で世界選手権東京大会代表の村竹ラシッド(23)=JAL=が追い風0・6メートルの条件下、12秒92の日本新記録で勝った。自身と泉谷駿介(住友電工)が持っていた従来の記録を0秒12更新。日本勢初の12秒台突入を果たした。女子100メートル障害は福部真子(29)=日本建設工業=が追い風1・4メートルの中、12秒73で優勝。世界選手権の参加標準記録(12秒73)を突破し、代表入りが確実となった。

 日本勢初の12秒台でゴールすると、村竹は大歓声の中でほえた。7月のダイヤモンドリーグ(DL)モナコ大会以来の実戦だったが、決勝で快走。今季世界2位と、世界選手権への期待も膨らむタイムに「ずっと言ってきた12秒台を達成できた。140点をつけてもいい」と誇らしげに笑った。

 日中の予選は2・6メートルの追い風にあおられて5台目で体勢が崩れたそうで、13秒30にとどまったが、風が弱まった夜は一転。好スタートで抜け出すと「いい感じに風に乗れた」と加速する。1台目から9台目までハードルに触れたが、ものともせず「中盤からのスピードが新感覚。10台目が終わっても、その後に2、3台あればいけそうな勢いだった」と速度を最後まで緩めず駆け抜けた。

 4月のDL第1戦で早々に世界選手権代表入りを決めると、7月は日本選手権を欠場してトレーニングに充てた。ハードル練習を再開したのは約1週間前。「成果を確認する試合で、こんなにいい記録が出るとは」と予想外の収穫を喜んだ。

 28日のDLファイナル(スイス)を経て、9月の大一番に臨む。「1回で終わらせてはいけない。これ以上のタイムを狙ってメダルを取りたい」と宣言した。

 ◇村竹ラシッド(むらたけ・らしっど)2002年2月6日生まれ。千葉県松戸市出身。父はトーゴ人。小学5年から陸上を始め、松戸国際高を経て順大卒。24年パリ五輪では110メートル障害で日本人初の決勝進出を果たし、5位入賞。今年5月のアジア選手権では金メダルを獲得した。179センチ、76キロ。

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