村竹ラシッド 新記録に「今まで走った中で一番感覚が良い」12秒台は「高校生の時に『何それ?』と思っていた、感慨深い」【一問一答】
「陸上・ナイトゲームズ・イン福井」(16日、福井県営陸上競技場)
各種目の決勝が行われ、男子110メートル障害で世界選手権東京大会代表の村竹ラシッド(23)=JAL=が追い風0・6メートルの条件下、12秒92の日本新記録で勝った。自身と泉谷駿介(住友電工)が持っていた従来の記録を0秒12更新。日本勢初の12秒台突入を果たした。女子100メートル障害は福部真子(29)=日本建設工業=が追い風1・4メートルの中、12秒73で優勝。世界選手権の参加標準記録(12秒73)を突破し、代表入りが確実となった。以下、村竹ラシッドとの一問一答。
-新記録の受け止め。
「実感が湧かないが、今まで走った中で一番感覚が良く、いい形でゴールができてうれしい」
-日本勢初へのこだわりはあったか。
「絶対に自分が最初に出すと思ったし、誰にも負けない自信はあった」
-12秒92という数字。
「この競技場の愛称が(男子100メートルの桐生祥秀の日本勢初9秒台を記念した)『9.98スタジアム』。周りの人と12秒98を出して名前を変えようと、冗談交じりに話していた。それ以上のタイムが出て驚いている」
-これまでの12秒台のイメージ。
「世界クラスの上澄みの、さらに上澄みの人しか出せないと思っていた。高校生の時に『何それ?』と思っていた自分が出せて、感慨深い」





