SVリーグ女子 完敗の日本代表・佐藤淑乃 悔し涙 「自分たちらしさを出すために改善して挑んだが…」
「SVリーグ女子・プレーオフ決勝、大阪M3-0NEC川崎」(3日、有明アリーナ)
NEC川崎はストレート負けし、SVリーグ初代王者の座を逃した。会見に出席した日本代表の佐藤淑乃は目に涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら「大阪マーベラスさんのバレーボールは完成度が高かった。昨日から自分たちらしさを出すために改善して挑んだが、相手のフロアディフェンスにはめられるシーンだったり、決まりそうで決まらないボールも何度もあった。自分たちのバレーボールを出せる場面もあったと思うので、自分たちの頑張りを認めて、これからも頑張りたい」と悔やんだ。
2日の第1戦は、ストレート負け。第2セットで10連続失点するなど、奮わなかった。この日の第2戦では、3セットとも粘りを見せたが届かず。佐藤自身はこの試合でチームトップの14得点を挙げるも、高いブロックにマークされ何度も阻まれた。
ただ、「常に自分の前に外国人選手だったり高いブロックがいる状態の中で、高さで負けず、ブロックディグの中で自分の武器にできた」と厳しい場面からも技術を吸収。「今後ももっと自分の武器をどんどん増やしていくことが大切だと思うので、パスでもブロックでもバックアタックでも、どんなところでも点数がとれることが必要」と分析した。
負けてはしまったが、自身初だった決勝の舞台は悔しい気持ちだけでは終わらない。「1年目で決勝の場面を経験できたことには、チームメートに感謝の気持ちがある。決勝という舞台は今までやってきたこのリーグの中でも、雰囲気や相手の勢いが全然違ってそういうものを経験できたのは良かった」と振り返った。





