琴桜 順調に調整 王鵬らと15番12勝3敗 「自分のやっていることを信じて頑張る」

 大関琴桜(27)=佐渡ケ嶽=が順調に調整を進めている。8日は名古屋市西区の部屋で出稽古に来た幕内王鵬らと15番続けて取って12勝3敗。「ぼちぼちです。じっくりと一歩ずつ」と話した。

 右四つや突き、押しを中心とした取り口に変化はないが、お尻から太ももにかけての部分がたくましくなった。6月は相撲を取るよりも四股、すり足の基礎運動を重視。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「びっちりとやらせたから」と目を細めた。

 今年は5、8、8勝と振るわず、大の里の横綱昇進で一人大関となった。琴桜は期待される優勝争いに「それを常に考えてやっている」と語る。6月中旬の部屋の韓国旅行ではソウルで肉や海鮮料理を満喫。気分転換からの巻き返しへ「自分のやっていることを信じて頑張る」と鋭い視線で前を見つめた。

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